ちょうど一年前に

ちょうど昨年の夏、娘の左脇の下にポッコリとした膨らみが見つかりました。娘も痛みもないから何も言わず、気づきませんでした。とりあえずすぐに近所の整形外科へいったら、うちではわかりかねるので紹介状書きますから大きな病院で診てもらってくださいと言われ、頭が真っ白に。その病院からさらに駅の方に向かうと、地元で大きな河○病院の外科と皮膚科を受診、まだ何の検査もしていないのに、外科の先生にいきなり「なんでこんな腫れが大きくなるまで気づかなかったの?」と何の説明もないまま言われた私の心はどんどん深い底に沈んでいきました。この外科のおじいさん先生に、あちこち押されたり金槌で軽くたたかれたりしたおかげで娘の腫れは後日、痛みを伴ってさらに大きくなりました。そのおじいさん先生には少しおどされた事を言われ、安易に考えていた私の浅はかさを反省し、つい少し前の時間と今とでは全く世界が違ってみえ、地獄に突き落とされた気分でした。詳細を調べるためにMRIをとった方がいいと言われ世田谷の生育病院に行くようにやはり紹介状をもらい、その日の救急で診察してもらうことになりましたが、せっかく診てもらっても研修医で結局なんだかわからず、ほぼ1ヶ月後のMRIの検査予約をして帰ってきました。しかし娘は腕を痛がり、辛そうで、でもどうすることもできずに、ずっとモヤモヤしてネットで調べてもどの症状かもわからず、大きい病院というのは緊急の場合が優先され、またいちいち予約をしないと受診できず、何科にかかればいいかもわからず、あの頃は病院の仕組みに苛立ちました。いてもたっても居られず、もう少し早くMRI検査ができ、その結果が早くわかる病院はないか探し、中野警察病院の皮膚科を受診しました。まだ小さな娘が私もやったことのないMRIを経験し、私の方が緊張と不安で何度もトイレへ行ったりきたりしていましたが、娘は少し不安顔をしながらも泣くこともなく検査室に入っていきました。その姿に、我が子ながら、とても感心しました。MRIは磁器の検査でじっとしてないと画像が鮮明にならないので小さい子には大変な検査ですが、娘はすんなり検査を終えて戻ってきました。それから後日、結果を聞きに行ったのですが、本当に本当に寿命が縮んだかと思うくらい、こわかったです。でも私が不安な表情をしていたら娘も不安になってしまうと思ったので、病院内にある喫茶で診察前にシュークリームを食べたり、終わったら好きな本を買ってあげるなど、娘にとっても楽しい気持になるように心がけました。検査の結果、リンパ菅腫という(ymphangioma.net/about.html)、体の中にあるリンパの関所に異常にリンパ液がたまってしまう病変で、体に悪さをするというものではないということで一安心でしたが、当時はピンポン玉よりさらに大きかったので、ランドセルも背負えませんでした。また炎症を起こしていたようで、痛かったようです。それから専門のお医者様に診てもらうまで、だいたい3,4ヶ月かかりました。その後、定期的に経過観察して、少しずつ小さくなり今ではほとんどわからないくらいになりました。4ヶ月に1度、エコー検査と診察をしに生育病院に通っています。大きな病院なので色んな患者さんがいます。この経験から、全て正常な状態こそ奇跡なんだと、あらためて感じています。この素晴らしい体に心から感謝しています。